東京市場は軟調か。先週末の米国株がロシアゲート問題の再燃を嫌気して下落しており、売り優勢の展開を予想する。ドル円は足元で112円70銭近辺で推移している。CME225先物は円建て、ドル建てともに大証日中終値と比べて125円安の22655円で取引を終えた。

 12月1日のダウ平均は、終値では40ドル安も、一時350ドル安まで下げる場面があり、かなり荒い動きとなった。ドル円も税制改革期待でドル高・円安が進み、ロシアゲート問題を嫌気して急速に円高、そしてまた戻すといった激しい動きとなっている。結果的には小幅安で円安が進んでいるという点では、日本株へのネガティブ影響が限定的となる可能性はあるものの、不安定な動きが出てきたことに対する警戒感は強まりやすい。寄り付きがCME225先物水準に寄せて大きく下げて始まるようなら、そこからの下値は限定的で値を戻すであろうが、比較的しっかりで寄った場合には売りに押されると考える。どちらにしても、今晩の米国株の反応を見極めたいとの見方から、弱めの推移が続くと予想する。日経平均の予想レンジは22630円−22780円。