東京市場は堅調か。欧米株はまちまち。米国ではダウ平均が上昇した一方、ハイテク銘柄が売られてナスダック総合が大きめの下落と、対照的な動きとなっている。イエレンFRB議長が追加利上げに前向きな姿勢を示したことから為替市場ではドル高が進んでおり、ドル円は112円台を回復する場面もあった。足元では111円90線近辺で推移している。CME225先物は円建て、ドル建てともに大証日中終値と比べて35円高の22655円で取引を終えた。

 強弱材料まちまちではあるが、ダウ平均が上昇したことと、ドル高・円安の進行を好感して買い優勢の展開を予想する。ハイテク株に関しては、きのうの東京市場でも東京エレクトロンなどが鋭角的に売られたが、日経平均は上昇で終えた。米7-9月期GDP改定値は速報値から上方修正されるなど、米国のファンダメンタルズは良好。指数は5日線をサポートに、小じっかりの推移が続くと予想する。日経平均の予想レンジは22550円−22750円。