東京市場はもみ合いか。欧州株は軟調で米国株はまちまち。米国株は主要3指数が取引時間中の高値を更新する場面もあったが、その後は伸び悩んだ。ドル円は足元で111円00銭近辺で推移している。北朝鮮の地政学リスクが意識され、110円台をつける場面もあった。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて30円安の22470円、ドル建てが20円安の22480円で取引を終えた。

 外部要因からは買い材料に乏しく、動きづらい地合いが想定される。米国の年末商戦は好調が伝わっており、この点は下支え要因となるが、円高は警戒材料。センチメントがやや弱気に傾きかけており、為替や中国株の動向などをにらみながら神経質な展開が続きそうだ。一方で、きのうなども大きく押す場面では切り返しており、押し目買い意欲は強い。上値は重いが大きくも崩れずで、22400円近辺での一進一退を予想する。日経平均の予想レンジは22380円−22520円。