東京市場は軟調か。先週末の欧米株はそろって下落。独DAXや仏CAC40は高値をつける場面があったものの失速、米国株も利益確定売りが優勢と、総じて上値の重い展開となった。ドル円は一時111円台をつける場面があるなど円高基調が強まっており、足元では112円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて120円安の22330円、ドル建てが105円安の22345円で取引を終えた。

 欧米株安と円高を嫌気して反落スタートが見込まれる。特に円高が重しとなりそうだ。このところはやや円高ではあったが、動きとしては小幅であったため、株式市場へのネガティブ影響は限定的であった。しかし、112円割れとなってくると、円高進行への警戒も強まる。5日線(22307円、17日時点)が控える22300円どころはいったんサポートとして意識されると考えるが、場中に再び112円割れとなるようだと、円高が一段の株安を誘引するような展開も想定される。日経平均の予想レンジは22200円−22350円。