東京市場は強い動きを予想する。欧米株はそろって上昇。日経平均の大幅反発が世界株安への警戒を払しょくし、過度なリスク警戒ムードが和らいだ。米国ではウォルマートやシスコシステムズが決算を受けて大幅高となったことも好感され、ダウ平均は187ドル高と大きく上昇した。ドル円は足元で113円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて175円高の22585円、ドル建てが185円高の22595円で取引を終えた。

 日経平均の大幅高に呼応する格好で欧米市場も強い動きとなった。日本株は先んじて上昇したが、CME225先物は一段高を示唆しており、買い戻しの動きが強まると予想する。先物水準からは5日線を大きく上回って始まると想定されることから、テクニカル面の一段の好転が買いを誘う可能性が高い。心理的節目の22500円台からのスタートも期待できそうで、市場心理の改善も期待できる。きのうは強い上昇となる中、後場に強含む動きも見られており、終盤にかけて上げ幅を強める展開もあるとみる。日経平均の予想レンジは22480円−22750円。