東京市場は軟調か。欧米株はそろって軟調。世界的に株式市場の調整色が強まる中、中国の経済指標悪化なども嫌気され、総じて上値の重い展開となった。ドル円はドル円は足元で113円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて125円安の22305円、ドル建てが115円安の22315円で取引を終えた。

 米国株安で為替もやや円高気味で推移しており、買い材料には乏しい。寄り前には7-9月期のGDPが発表される。地合いが強ければマクロ要因が株価を押し上げる展開にも期待できるが、下げ基調にある今の日本株にはそれも期待しづらい。むしろ案外の結果となった場合に売り材料となる可能性がある点には警戒が必要。日経平均はきのうまで5日続落で、下値では値ごろ感からの押し目買いが入るとは考えるが、海外同様に上値の重い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは22180円−22400円。