東京市場は軟調か。欧州株はそろって軟調。米国では法人税減税などの税制改革実施が先送りされるとの見方が強まり、主要3指数はそろって下落。ダウ平均は3桁の下げとなった。為替市場ではドルが売られ、足元のドル円は113円40銭近辺で推移しているCME225先物は円建てが大証日中終値と比べて255円安の22645円、ドル建てが240円安の22660円で取引を終えた。

 欧米株安と円高を受け、売り優勢の展開が見込まれる。日経平均がきのう後場に急失速の動きを見せたことに加え、オプションSQ日でもあり、特に前場は荒い動きが出てくる可能性がある。CME225先物は、このところのサポート水準となっている5日線(22761円、11/9時点)を大きく下回るスタートを示唆しており、チャートの悪化が利益確定売りを急がせる展開も想定しておく局面。下値はきのうの安値22522円および先週末の終値(22539円、11/2)が控える22500円どころが意識される。初動で一気に下げれば押し目買いが入る展開にも期待できるが、5日線より上は重いと考える。日経平均の予想レンジは22480円−22800円。