東京市場は堅調か。欧米株はまちまちの動き。FOMCでは政策金利が据え置かれ、声明文は年内の追加利上げを支持する内容となったが、特段のサプライズはなく、市場も冷静に受け止めた。ドル円は米国の12月利上げが改めて意識されたことでドル買いの動きとなり、足元では114円10銭台で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて100円高の22530円、ドル建てが120円高の22550円で取引を終えた。

 足元で強い動きが続く日本株にとっては、FOMCを波乱なく通過したことがポジティブ材料。為替も円安に振れており、上値追いの展開が続くと予想する。CME225先物水準からは、22500円より上でのスタートも想定され、同水準も到達点ではなく通過点との見方が強まりやすい。東京市場が休場の間に米国では10月雇用統計の発表もあり、もう一段の円安への期待も高まる。良好な企業決算が相次ぐ中、日本株に資金が向かいやすい環境が整っており、良好な地合いが継続すると考える。日経平均の予想レンジは22480円−22650円。