東京市場はもみ合いか。欧州株はカタルーニャ情勢への警戒から軟調となった。米国株はまちまち。序盤は売りが優勢であったものの、FRB議長に関する報道などから買いが入り、ダウ平均とS&P500は上昇で終えた。ドル円は円安一服の動きで、足元では112円50銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて135円安の21335円、ドル建てが100円安の21370円で取引を終えた。
 

 円安一服に加え、CME225先物が安寄りを示唆していることなどから、弱めのスタートが想定される。衆院選投開票後をにらんでの利益確定の動きなども一定程度は出てくる可能性もあり、序盤はしばらく軟調か。しかし、ダウ平均が売り先行からプラスまで戻した動きは非常に強く、下げた局面では押し目買いも入ると考える。このところは後場の動きが強いことも下支え要因となる。日経平均はきょう上昇すれば、連騰最長記録に並ぶこともあり、売り一巡後は値を戻す展開を予想する。
日経平均の予想レンジは21280円−21500円。