東京市場は堅調か。先週末の欧州株はまちまちで米国株は上昇。米国株は経済指標がおおむね安心感のある内容となったことから、しっかりの動きが続いた。ナスダック総合は史上最高値を更新している。ドル円は米9月消費者物価指数が予想を下回ったことなどがドル売りを誘っており、足元では111円90銭近辺と112円を下回る水準で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて80円高の21240円、ドル建てが105円高の21265円で取引を終えた。

 米国を中心とした世界株高の流れが続いており、特に足元のモメンタムが強い日本株に関しては、しっかりとした動きが続きそうだ。為替はややアゲインストではあるが、ドル安は米国株高をサポートする側面もある。先週の日経平均は円安が一服する中で連日高値を更新しており、為替離れの動きも進んでいる。国内でも選挙戦の動向などから、政権安定への期待が株価を支える要因になると期待でき、上値追いの地合いが継続すると予想する。日経平均の予想レンジは21150円−21350円。