東京市場は堅調か。欧州株はまちまちも米国株は上昇。IMFが世界経済の成長率見通しを引き上げたことが好感され、ダウ平均は史上最高値を更新した。ドル円は米長期金利の低下を受けて111円台をつける場面があったが、足元では持ち直し、112円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて15円安の20815円、ドル建てが25円高の20855円で取引を終えた。

 ドル円がやや円高方向に振れている点は指数の重しとはなりそうだが、米国株高を支えに良好な地合いは続くと予想する。北朝鮮に特段の動きが出ていないことも株式の買い安心感を強める。寄り前には8月の機械受注が発表されるが、内容が良ければリスク選好ムードは一段と高まるだろう。東京時間で円高一服感が強まれば、2015年の高値20952円も視野に入ると予想する。日経平均の予想レンジは20780円−20950円。