東京市場は堅調か。先週末の欧米株はそろって上昇。良好な地合いが継続し、S&P500とナスダック総合は史上最高値を更新した。ドル円は米経済指標を受けて上下に振れる場面はあったものの、足元では112円60銭近辺と、先週末の取引時間の水準から大きくは動いていない。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて10円高の20350円、ドル建てが45円高の20385円で取引を終えた。

 欧米株高を受けて、日本株もしっかりの展開が見込まれる。新たな手がかりには乏しく、政局の不透明感なども意識されやすいことから、大きな動きはないと考える。ただし、米国株高と円安の流れが継続している中、過度にリスクを警戒する動きにもなりづらい。強弱どちらの材料もあるものの、グローバル市場の堅調が下支え材料となり、下げづらい地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは20280円−20450円。