東京市場は強い動きとなりそうだ。きのう引け後にドル高・円安が進行し、ドル円は113円台に乗せる場面があった。足元ではやや調整し112円90銭近辺で推移しているが、きのうの取引時間の水準からは大きく円安方向に振れている。米国株も税制改革案が好感されて主要3指数がそろって上昇。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて70円高の20390円、ドル建てが105円高の20425円で取引を終えた。

 円安と米国株高が日本株を押し上げる展開が想定される。この2つが同時進行する場面では、日本株は大型株主導の力強い上昇が見込まれる。米国も税制改革の論議がようやく進展した上に、米国株が材料出尽くしとならずにしっかり上昇したことから、グローバル市場でリスク選好ムードが強まる展開にも期待が持てる。日経平均は再び高値に迫り、20500円をうかがう展開になると予想する。予想レンジは20350円−20550円。