東京市場はもみ合いか。先週末の欧米市場はまちまち。欧州は独選挙を前に様子見姿勢が強まり、米国株は北朝鮮リスクへの警戒が上値を抑えたものの、引けにかけては持ち直し、S&P500とナスダック総合は上昇して終えた。ドル円は足元で112円20銭近辺で推移しており、CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて20円高の20200円、ドル建てが55円高の20235円で取引を終えた。

 米国と北朝鮮との間の緊張が高まっており、この点は警戒材料にはなるものの、米国株や為替が比較的落ち着いている点は下支え材料となる。強弱材料が入り交じり、方向感に乏しい展開となりそうだ。国内では安倍首相が会見予定で、衆院解散に関して言及すると見込まれており、こちらも様子見姿勢を強める材料となりやすい。足元の株高を受け、9月の権利・配当取りを意識した駆け込み買いなどは期待できるが、指数は小動きを予想する。日経平均の予想レンジは20150円−20400円。