東京市場は小動きか。欧州株はまちまちで米国株は下落。イベント通過でやや材料難となる中、金融株には買いが入ったものの、総じて方向感には乏しかった。ドル円も動意は限定的で、足元では112円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて45円高の20265円、ドル建てが75円高の20295円で取引を終えた。

 ドル円がきのうの取引時間の水準から大きく動いておらず、米国株は下落しており、外部環境からは新たな手がかりには乏しい。日経平均はきのうまで4連騰でこの間に500円超上昇しており、急ピッチの上昇に警戒感も強まりやすいタイミング。実際、きのうは後場に失速する場面も見られた。一方で、FOMCを波乱なく通過したことや、円安基調が維持されていることは下支え材料となることから、押し目ではしっかり買いも入ると考える。強弱感が入り交じり、こう着感の強い地合いを予想する。日経平均の予想レンジは20200円−20400円。