東京市場は堅調か。18日の欧米市場はそろって上昇。欧州市場ではカーニー・イングランド銀行総裁発言がポンド安を促し、通貨安による収益改善期待が高まった。米国市場も欧州株高の流れが継続し、ダウ平均とS&Pが最高値更新した。ドル円は足元で111円40銭近辺での推移。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて200円高の19990円、ドル建てが225円高の20015円で取引を終えた。

東京市場が休場の間に欧米市場に大きな波乱はなく、為替も円安基調が維持されていることから、リスク・オンムードが一段と強まる展開が想定される。FOMCを目前に控えて米株市場が騰勢を強めていることは安心感を強めやすく、週末に国内で急速に高まった衆院解散ムードも株式市場を刺激する可能性がある。CME225先物からは日経平均は2万円近辺からのスタートが示唆されており、大台回復から投資家心理の改善にも期待できる。先週の株高のトレンドが継続し、良好な地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは19920円−20100円。