東京市場は弱含みか。欧米株式市場はまちまちで方向感なく推移した。為替市場ではドル円相場が朝方の北朝鮮によるミサイル発射を受け、1ドル=110円前後の円高傾斜で推移している。特段と買い材料のない中、寄り付きは売り優勢の展開が予想される。三連休を前に地政学リスクを意識して利益確定売りが少し強まる可能性が高い。ドル円が109円台半ばまで進むようだと、先物主導で短期筋の売り仕掛けなどが入る可能性はあるが、110円前後を維持できれば大型株の下げは限定的か。引き続き、EV(電気自動車)、有機EL、防衛関連株などへの短期資金流入が予想される。
CME225先物(12月限)は円建てが大証日中終値と比べて45円高の19735円で終えたが、再開後はミサイル発射を受けて19650円付近で推移している。
日経平均の予想レンジは19680円−19800円。強い上昇基調が続く5日線(19654円)上を維持して終えられるかが注目される。