東京市場は軟調か。欧州株は上昇。ECBが緩和的金融政策を維持したことを受けて買いが優勢となった。米国株はまちまち。大型ハリケーンへの接近も警戒される中、総じて小動きとなった。為替市場ではユーロが上昇してドルが売られ、ドル円も円高が進み、足元では108円30銭近辺で推移している。CME225先物(12月限)は円建てが大証日中終値と比べて20円高の19270円、ドル建てが75円高の19325円で取引を終えた。

 為替が大きく円高に振れており、日本株にはネガティブな影響が想定される。北朝鮮の建国記念日を控えた週末で、リスク回避の動きも出やすいタイミング。メジャーSQ日であることも相場のかく乱要因となる。大きく売り込むというよりは、様子見から買いが入りづらいという地合いとなりそうで、9月6日の安値19254円は下値のメドとして意識されると考える。ただし、東京時間でドル円が108円を割り込むような展開となった場合には、投げ売りが出てくる可能性はあり、下振れには一定の警戒が必要か。日経平均の予想レンジは19180円−19380円。