東京市場は堅調か。欧米株はそろって上昇。中国や米国の経済指標を好感する流れとなり、リスク・オンムードが強まる展開。ナスダック総合は史上最高値を更新した。為替に関しては、米財務長官がドル安のメリットに言及したことでドル安・円高に傾いており、足元では110円00銭近辺で推移している。CME225先物は円建て、ドル建てともに大証日中終値と比べて15円安の19675円で取引を終えた。

 円安一服のぶん、指数の上値は限定的とみるが、世界的に強まる株高基調を受けて、良好な地合いが続くと考える。今晩米国では8月の雇用統計が発表となるが、足元では米国の経済指標がほどほどに良いことが米国株高につながっており、今回の雇用統計もその見方を後押しする可能性が高い。日本株もこのところは月初が強いというアノマリーもあり、個別物色が旺盛となりそうだ。上は25日線が控える19700円どころがやや抵抗となりそうだが、下値も固いと期待でき、小じっかりの展開を予想する。日経平均の予想レンジは19600円−19750円。