東京市場はもみ合いか。先週末の欧州株はジャクソンホール会合にらみで小幅安。ただ、イエレンFRB議長の講演では、金融引き締めの道筋などについての言及はなく、これを受けた米国株はまちまちとなった。為替市場ではユーロが買われドルが売られる展開。ドル円もドル安・円高に振れ、足元では109円20銭近辺で推移している。CME225先物は円建て、ドル建てともに大証日中終値と変わらずの19450円で取引を終えた。

 ジャクソンホール会合は、事前に注目度が高まった割には肩透かしの内容で、東京市場は動きづらい展開が想定される。週末に北朝鮮の軍事的挑発はあったが、ドル円は109円台を維持しており、強くネガティブ視する動きは限定的か。注目イベントを通過した今週も、週末には米雇用統計の発表を控える。売り買いの材料には乏しく、様子見姿勢の強い地合いが継続すると予想する。日経平均の予想レンジは19350円−19500円。