NY為替市場ではリスクオフの円高が優勢となった。トランプ政権不安を背景に、ダウ平均は250ドル超安水準まで下げ幅を拡大するなど米株が大幅反落し、円買いが強まった。
米10年債利回りが2.18%近辺まで低下した動きを眺めながら、ドル円は109.45円まで弱含んだ。また、ユーロ円は128.37円、ポンド円は140.86円、豪ドル円は86.34円、NZドル円は79.74円、加ドル円は86.36円まで安値を更新するなど、クロス円も全面安。
円以外の主要通貨は対ドルで値幅は限られるも、クロス円の下落が重しとなり、豪ドル/ドルは0.7881ドル、NZドル/ドルは0.7281ドル、ドル/加ドルは1.2684加ドルまでドル高となり、ポンドドルは1.28ドル後半で上値が重かった。欧州中央銀行(ECB)議事要旨でユーロ高への懸念が示され、1.1662ドルまで下落したユーロドルは1.17ドル前半に持ち直した。
米新規失業保険申請件数は23.2万件と、予想比強い結果となり、米8月フィラデルフィア連銀製造業指数は前月から低下したものの、市場予想を上回る+18.9と13カ月連続のプラスとなった。予定より早く発表された7月の鉱工業生産は前月比+0.2%と市場予想を下回った。米経済指標の結果を受けた為替相場の反応は薄い。
6時現在、ドル円は109.57円、ユーロドルは1.1723ドル、ユーロ円は128.45円で推移。

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