東京市場はもみ合いか。欧州株は上昇し米国株はまちまち。米国では経済指標は良好であったが、ホーム・デポやコーチなど消費関連が軟調で、狭いレンジでの小動きが続いた。ドル円は7月小売売上高などの好内容を受けてドル高が進み、足元では110円60銭近辺で推移している。円建てのCME225先物は大証日中終値と比べて20円安の19720円、ドル建てが10円安の19730円で取引を終えた。

 円安進行は下支え材料となる一方、日経平均はきのうの大幅高の反動も想定される。為替に関しては、今晩、7月開催のFOMC議事要旨の公表が予定されているが、この時の声明文を受けて米長期金利が低下し、為替も円高に振れたことから、議事要旨公表後の為替および債券市場の動向を見極めたいとの見方が強まると考える。売り込む材料には乏しい一方、上値も限定的となりそうで、様子見姿勢の強い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは19680円−19820円。