東京市場は堅調か。欧米株はそろって上昇。北朝鮮に対する警戒感が後退し、リスク・オフの巻き戻しで買いが入った。ドル円はダドリーNY連銀総裁が年内利上げの可能性に言及したことなどからドルが買われ、足元では109円70銭近辺で推移している。円建てのCME225先物は大証日中終値と比べて55円高の19585円、ドル建てが70円高の19600円で取引を終えた。

 欧米株高と円高一服を受け、買いが優勢の展開が想定される。北朝鮮リスクは残ることから、一気に戻すというよりは、戻り売りをこなしながら小幅高でのもみ合いが続く可能性が高い。国内は決算一巡で手掛かり難。お盆で市場参加者の減少も予想される中、下振れリスクは和らぎながらも、方向感には乏しい地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは19480円−19620円。