東京市場はもみ合いか。欧州株は下落し米国株はまちまち。アップルの上昇がけん引してダウ平均は22000ドル台に到達している。ドル円は足元で110円70銭近辺での推移。7月ADP雇用統計は市場予想を下回る内容となったが反応は限定的であった。円建てのCME225先物は大証日中終値と比べて10円安の20060円、ドル建てが5円高の20075円で取引を終えた。

 アップルの好決算は東京市場ではきのう織り込んでおり、買い材料とはなりづらい。ADP雇用統計の弱めの結果は週末の米雇用統計への期待値を下げる。一方で米国株の強い動きが継続していることで売りも出づらく、日経平均もきのう2万円台を回復したことから、投資家心理の改善が下値を支えると期待できる。ダウ平均の台替わりに対して初動が弱めになると想定される分、上値の重さが意識される展開になると考えるが、2万円近辺で底堅い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは20000円−20150円。