東京市場はもみ合いか。欧米株はともにまちまちの動き。米国はダウ平均が5日続伸で最高値を更新する一方で、ナスダックは3日続落とダウ平均優位の様相が強まっている。ドル円は足元で110円30銭近辺での推移。米国の経済指標は強弱入り交じり、動意は限定的となった。円建てのCME225先物は大証日中終値と比べて15円安の19925円、ドル建てが変わらずの19940円で取引を終えた。

 外部要因からは新たな買い材料は乏しい。月替わりで需給面に変化が出てくる期待はあるが、国内は3日の内閣改造、米国は週末の雇用統計と材料待ちでもあり、動きづらい地合いが想定される。きのうの東証一部の売買代金は3兆円に迫る水準で、個別には決算銘柄の活況な売買が予想される。このことは全体相場を下支えするが、日米ともに政局不透明感も高まる中、指数は上を追いづらく、方向感に乏しい地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは19800円−19980円。