東京市場はもみ合いか。先週末の欧州株は軟調で米国株はまちまち。米国は4-6月期GDP速報値は市場予想にはやや届かなかったものの特段悪材料視はされなかったが、アマゾンの下落などが重しとなり方向感には欠けた。ドル円は足元で110円50銭近辺での推移。弱めの米経済指標に加え、北朝鮮のミサイル発射などを受け、ドル安・円高方向に傾いている。円建てのCME225先物は大証日中終値と比べて10円高の19960円、ドル建てが20円高の19970円で取引を終えた。

 ダウ平均は最高値を更新するなど、米国株の落ち着いた動きは続いているが、地政学リスクが意識されて円高が進んでいることが日本株の上値を抑えると予想する。一方で、決算発表ラッシュであることから、極端に崩れる展開にもなりづらい。日経平均は2万円より上では戻り売りが出やすい一方で、下では押し目買いも入りやすく、先週と地合いは大きく変わらず、2万円近辺でこう着感の強い展開を予想する。予想レンジは19900円−20050円。