東京市場は軟調か。先週末の欧米市場はそろって軟調。米国でロシアゲートへの警戒が強まったことが重しとなった。為替市場では同件に加えてスパイサー報道官の辞任が伝わったことから、ドル安・円高が急速に進んでおり、米国株安と円高を受けて売り優勢の展開が想定される。CME225先物は大証日中終値と比べて100円安の19980円、ドル建てが75円安の20005円で取引を終えた。

 CME225先物水準からは日経平均は2万円近辺での攻防が見込まれる。先週も2万円を割り込む場面では買いが入っており、下げが下げを呼ぶという展開にはなりづらいとみるが、円高の要因が米国の政治であることや、FOMC直前であることなどから、積極的な買いも入りづらい。先に多く控える企業決算への期待は下支えになるが、きょうに関しては材料難でもあり、様子見姿勢の強い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは19900円−20050円。