東京市場は上値の重い展開か。休場の間の欧米市場は落ち着いた動きであったが、先週末に発表された米国の経済指標に市場予想を下回るものが多く、ドル円が円高方向に振れており、様子見姿勢が強まる展開を予想する。ドル円は足元で112円60銭近辺での推移。円建てのCME225先物は大証日中終値と比べて75円安の20035円、ドル建てが50円安の20060円で取引を終えた。

 14日金曜の米国市場ではダウ平均とS&P500が高値を更新するなど、米国株の強い基調には特段の変化はないため、大きく売られるような展開にはならないと考える。ただ、東京市場は先週は薄商いが続いており、一段と円高が進んだという状況下では、なかなか買いも入りづらい。日経平均は2万円近辺で方向感に乏しい動きが続くと予想する。予想レンジは19980円−20150円。