東京市場は堅調か。欧米株はまちまちで米国株は上昇。米国ではイエレンFRB議長のハト派的な議会証言を好感する流れが継続し、ダウ平均は連日で年初来高値を更新した。ドル円は113円30銭近辺での推移。急速な円高は一服し、113円割れでいったんの下を見た格好。円建てのCME225先物は大証日中終値と比べて35円高の20115円、ドル建てが60円高の20140円で取引を終えた。

 米国株の上昇が続き、円高は一服しているため、日本株にはポジティブな影響が期待できる。ただ、東京市場は三連休前で、今晩米国では経済指標の発表も多く、金融機関の決算なども控えている。そのため、積極的に上値を追う展開にもなりづらいと考える。また、きのうはファストリが決算を発表しているが、ADRでは大きく売られており、指数の重しとなる可能性がある。警戒が強まるような局面ではないため、きのうのように失速があれば押し目買いが下値を支える展開になるだろうが、全体的にはプラス圏を維持しながらも、こう着感の強い展開を予想する。日経平均の予想レンジは20100円−20180円。