東京市場は軟調か。欧米市場はそろって下落。欧州はECB理事会議事録で金融緩和姿勢の変更を検討したとの内容が伝わったことが売り材料となり、米国は欧州株安に加え、米6月ADP雇用統計の弱い結果や、テクノロジー株の下落が重しとなった。ドル円は113円11銭近辺での推移。米雇用統計を前に小動きではあるが、弱い米指標を受けてやや円高に振れている。円建てのCME225先物は大証日中終値と比べて80円安の19890円、ドル建てが40円安の19930円で取引を終えた。

 欧米株安を受けて売り優勢の展開が想定される。日経平均はきのう2万円を割り込んで終えたが、きょうは一段安のスタートが見込まれることから、イベント前にリスク回避の売りが強まる可能性もある。ドル円は113円台を維持していることから大きく崩れる展開にはなりづらいとみるが、ADP雇用統計の結果は雇用統計への期待を下げる内容でもあり、上値の重い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは19800円−20050円。