東京市場は軟調か。米国株がハイテク株の下げを主因にダウ平均が3桁の下落と大幅安。円建てのCME225先物が大証日中終値と比べて235円安の19975円、ドル建てが200円安の20010円と、2万円割れも意識させる水準で終えており、警戒売りが強まる展開を予想する。ドル円は米国株安を背景にドルが売られ、足元では111円90銭近辺で推移している。
今週は場中の動きは乏しい中、円安進行と米国株が比較的値を保っていたことが日本株を支えていた。その2つが崩れたため、厳しい下げも想定される。国内では週末に東京都議選の投開票が控えていることも不透明感を増幅させる材料となる。日経平均は節目の2万円どころは仮に割れても押し目買いが入る水準と考えるが、そこから一段の戻りを試す動きは限定的と考える。予想レンジは19920円−20100円。