NYタイムは、欧州通貨に対してドルが売られた。欧州主要国や地域の製造業PMIの好結果でロンドン時間から欧州通貨買いになっていたが、米国の6月のマークイットPMIが製造業、サービス業ともに市場予想よりも弱かったことでドル売り欧州通貨買いになった。ユーロドルは今週月曜以来となる1.1200ドルを回復し、1.1209ドルまで上昇した。ドル/スイスフラン(CHF)は0.9676CHFまでドル売りが進んだ。ドル売りの流れを受け、ドル円も上値は重く111円前半で取引された。ブラード米セントルイス連銀総裁、メスター米クリーブランド連銀総裁の講演での発言は、新味がなく市場は動意薄だった。
クロス円は堅調だった。ドル円は重いながらも小動きだった半面、他通貨は対ドルで強含んだためクロス円は堅調に推移し、ユーロ円は今月5日以来となる124.71円、豪ドル円は84.34円、スイスフラン(CHF)円は今月2日以来の114.98円まで上昇した。
ポンドは、諸条件の合意の有無をいとわない英・EU離脱=クリフエッジは回避できるとの観測もあってロンドン時間から買い優勢となり対ドルでは1.2744ドルまで上昇した。その後は買いの勢いは弱まったが、ユーロ高につられポンドドルは1.27ドル前半で底堅かった。
 ここ数日原油価格の乱高下とカナダの経済指標の結果で動いている加ドルは本日も5月のカナダの消費者物価指数の発表後大きく動いた。消費者物価指数は市場予想の+1.5%が+1.3%だったことを受け、加ドルは対ドルで1.32加ドル前半から1.3308加ドルまで、加ドル円は84円前半から83.61円まで加ドルが売られた。
6時現在、ドル円は111.28円、ユーロドルは1.1194ドル、ユーロ円は124.50円で推移。

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