― 小型モータ、高速回転を実現するモータドライバIC ―

(ビジネスワイヤ) -- 株式会社東芝ストレージ&デバイスソリューション社は、�電・産業機器で使われる小型ファンモータ向けに、高速回転に対応した三相ブラシレスモータドライバIC、12V電源対応の「TC78B015FTG」と24V電源対応の「TC78B015AFTG」を製品化し、本日から量産出荷を開始します。

このSmart News Release(スマート・ニュース・リリース)にはマルチメディアのコンテンツが含まれています。リリース全文はこちらから: http://www.businesswire.com/news/home/20170622005393/ja/

東芝:小型ファンモータ向けに、高速回転に対応した三相ブラシレスモータドライバIC、12V電源対応の「TC78B015FTG」 (写真:ビジネスワイヤ)

サーバーファンなどの冷却用ファンは、省スペースのための小型化、冷却能力を高めるための高速回転化が求められています。新製品は、小型モータの限られた基板スペースへの実装に対応するため、小型パッケージを採用するとともに、外付け部品の省スペース化を実現する1センサ駆動と電流検出抵抗レスシステムを採用しています。1センサ駆動システムでは、センサレス駆動に比べモータ動作の信頼性が向上し、ホールセンサの部品数を3センサ駆動の3つから1つに削減できます。また、電流検出抵抗レスシステムでは、従来必要であった、定格電力とサイズが大きい抵抗部品を無くすことができ、基板の省スペース化に貢献します。

高速回転への対応では、正弦波通電方式に比べ高速回転で安定した動作を実現できる150度通電方式を採用し、従来の120度通電方式より低振動化を実現しています。また、低出力オン抵抗(上下和0.24Ωtyp)の採用により、高速回転時に増加するモータ電流に対して、モータ動作時の発熱を抑え、3Aまでの大電流駆動に対応します。

新製品の主な特長

  1. 小型パッケージWQFN36(5mm×5mm×0.8mm)パッケージを採用し、小型ファンの限られた基板スペースへの実装が可能です。
  2. 基板の省スペース化1センサ駆動と電流検出抵抗レスシステムを採用し、外付け実装部品の省スペース化に貢献します。
  3. 高速回転に対応正弦波通電方式より高速回転で安定した動作を実現できる150度通電方式を採用し、従来の120度通電方式より低振動化を実現しています。
  4. 低損失出力オン抵抗が0.24Ω(typ)と小さいためモータ動作時のIC自身の損失を低く抑えることができます。
 

新製品の主な仕様

品番   TC78B015FTG   TC78B015AFTG 電源電圧(動作範囲)

6~22V

6~30V

出力電流(動作範囲) 3A 駆動方式 150度通電方式 ホールセンサ 1センサ 電流検出抵抗 無し その他・特長 ホール素子/ホールIC対応 速度�御入力:PWM信号入力/アナログ電圧入力対応 異常検出機能:過熱検出、過電流検出、モータロック検出 出力オン抵抗(上下和):0.24Ωtyp パッケージ   WQFN36(5mm×5mm×0.8mm)  

新製品のさらに詳しい仕様については下記ページをご覧ください。TC78B015FTGhttps://toshiba.semicon-storage.com/info/lookup.jsp?pid=TC78B015FTG&region=jp&lang=jaTC78B015AFTGhttps://toshiba.semicon-storage.com/info/lookup.jsp?pid=TC78B015AFTG&region=jp&lang=ja

お客様からの製品に関するお問い合わせ先:ミックスドシグナルIC�業推進部Tel: 044-548-2821https://toshiba.semicon-storage.com/jp/contact.html

*本資料に掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

報道関係の本資料に関するお問い合わせ先:株式会社東芝 ストレージ&デバイスソリューション社デジタルマーケティング部長沢千秋Tel: 03-3457-4963e-mail: semicon-NR-mailbox@ml.toshiba.co.jp