東京市場はもみ合いか。欧米株はそろって下落。原油安を受けたエネルギー株の下落が重しとなった。ドル円は小動きだがやや円高で、足元では111円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて30円安の20170円、ドル建ては5円高の20205円で取引を終えた。
欧米株安を受けて弱めのスタートが予想され、積極的な買いも手控えられるであろうが、このところの値動きの良さから下では押し目買いが入る可能性が高い。原油安に関しては、欧米に比べると指数にネガティブな影響を与える銘柄が少なく、むしろ燃料安メリット銘柄などには資金が向かいやすい。主力株は伸び悩むだろうが、新興市場などには悪くない地合いが想定される。序盤軟調も海外のネガティブ材料を吸収して下げ渋り、底堅い動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは20100円−20280円。