東京市場はもみ合いか。先週末は欧州株はギリシャ支援の合意を好感して上昇。一方、米国株は、アマゾンが高級スーパーのホールフーズの買収を発表し、両社の株価は上昇したが、競争激化への懸念から他の小売株が売られる展開。アップルなどには調整売りが続くなど方向感は乏しく、ダウ平均とS&P500は上昇したが、ナスダックは下落した。ドル円は円安方向に傾いてはいるものの、先週末の弱い経済指標が円安一服材料となり、足元では110円80銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて20円安の19920円、ドル建ては35円高の19975円で取引を終えた。
海外市場や為替からは手がかり難の地合いが想定され、日経平均も節目の2万円を前に動きづらい展開を予想する。テクニカル的にも、6月2日に高値20239円をつけて以降は上値が重い一方で、下は25日線が支えとなっており、その25日線が上向きから横ばいとなるなか、19800円〜2万円あたりでの推移がしばらく続きそうなチャート形状。地合いは良好で個別物色はおう盛が見込まれるが、指数は小動きを予想する。日経平均の予想レンジは19850円−20050円。