東京市場は軟調か。先週末の米国株は、ダウ平均は上昇したもののS&P500とナスダック総合が下落。特にナスダックの下げが大きく、アマゾンやアルファベットなど、これまで上昇をけん引していた銘柄が大きく下げている。ドル円は110円台後半まで円安が進む場面もあったが、米株の伸び悩みを受け失速し、足元では110円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて35円安の19915円、ドル建ては10円高の19960円で取引を終えた。
米株の上昇を先導していた銘柄群が軒並み大幅安となっており、上値を追いづらい地合いが想定される。その一方で、ドル円が基調としては円高一服となっており、下値も限定的と考える。先週の日経平均は2万円台を保って終えたものの、きょうは下回ってのスタートが見込まれる上に、節目が壁になりそうで、小幅安での推移が長く続くと予想する。日経平均の予想レンジは19880円−19980円。