東京市場は上値の重い展開か。欧米株はともに軟調。8日に集中するイベントを前に積極的な取引は手控えられた。ドル円はリスク回避のドル売り・円買いが優勢で、足元では109円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて30円安の19940円、ドル建ては25円安の19945円で取引を終えた。きのうは弱い動きで節目の2万円を割り込んだが、海外市場もさえない動きとなったことから、様子見ムードが一段と強まると考える。独仏がやや大きめの下げとなったことも警戒を強める材料となる。日本株はきのう先んじて大きく下げているぶん、ここからさらに売り込むまでの地合いにはならないとみるが、円高の勢いが強まっており、これが落ち着くまでは押し目買いも入りづらいと予想する。日経平均の予想レンジは19880円−19990円。