東京市場は軟調か。欧米株はそろって下落。欧州では政治的な不透明感が強まり金融株が売られた。米国株はアマゾン・ドット・コムが一時1000ドル台に乗せるなどポジティブな動きも一部には見られたものの、原油価格の下落などが嫌気され指数の上値は重かった。ドル円はまちまちの米経済指標を消化しながら、足元では110円80銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて45円安の19625円、ドル建ては50円安の19620円で取引を終えた。休場明けの米国株がさえない動きで、ドル円もやや円高に振れており、動きづらい展開が想定される。4月の個人消費支出など米経済指標には良好な内容のものも確認されたが、ドル円の動きは鈍い。米国株の下げ幅自体は小幅で、強い売り材料にはならないとみるが、買い手がかりに乏しく、様子見姿勢が一段と強まると予想する。日経平均の予想レンジは19550円−19750円。