東京市場は売りに押される展開か。先週末の欧米株式市場は特に大きな動意はなく、日本株を売買する上での判断材料には物足りない。今晩の米国市場がメモリアルデーによる休場の影響も、多少は売買高の減少面に表われることになるだろう。そういった中、今朝の北朝鮮による弾道ミサイル発射などの地政学リスクが買い手控え要因となり、序盤はやや売り優勢の展開が予想される。
主力大型株は終日様子見。強いて上昇が予想されるのは、先週下げが目立った業種でかつNY原油、金銀相場上昇といった材料がある、鉱業、石油、非鉄などの資源・素材関連株ではないか。全般的に出直りが早く、相対的に強いのはマザーズ銘柄であろう。
CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて5円安の19705円、ドル建ては5円高の19715円で取引を終えた。きょうの日経平均株価の予想レンジは19610円−19710円。上昇基調が続く25日移動平均線(19468円 5/26)に向けて下押す場面も想定されるが、1ドル=111円を割り込むような円高がない限りは、上記レンジ内に収まる公算が大きい。