東京市場は堅調か。OPEC総会では協調減産の9カ月延長が決定された。ただ、市場では減産量の拡大などへの期待もあったことから、原油価格は大幅下落となった。欧州株はさえない原油の動きを受けて独仏などが軟調となったが、米国株は好決算銘柄の上昇がエネルギー株の下落を吸収する格好で主要3指数がそろって上昇。S&P500とナスダック総合は史上最高値を更新した。ドル円は小動きで足元では111円70銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて10円高の19810円、ドル建ては15円高の19815円で取引を終えた。原油安を受けても米国株が崩れずしっかりとなったことから、良好な地合いが維持されると考える。週末でもあり、積極的に上値を追う動きにはなりづらいとみるものの、売り材料が少ない。日経平均2万円を前に失速した先週に対して、今週はここまで200円超の上昇としっかり切り返しており、先高期待から底堅い動きが続くと予想する。予想レンジは19750円−19880円。