「フィスコキャンパス銘柄紹介レポート」とは、フィスコ<3807>のアナリストと現役の大学生によって組織された「フィスコキャンパス」による毎月発行の共同レポートである。アナリストとディスカッションを重ね、キャンパス一期生が「フレッシュな感性」をもとに選んだ銘柄をまとめている。<br/><br/><br/>※2017年3月号より抜粋(3月13日にリリース)<br/><br/><br/>紹介銘柄:東京海上ホールディングス<8766><br/>キャンパス生:宮地 志歩<br/><br/><br/><br/>「B3i(ブロックチェーン保険イニシアチブ)に参画」<br/><br/><br/>■会社概要<br/><br/>日本初の損害保険会社として1879年に創業しました。早いうちから世界に目を向け、保険事業のグローバル化を牽引する保険会社の1つであると言えるでしょう。世界38カ国に事業を展開し、海外保険事業の利益は全体の43%にもなっています。海外の中でも北米と欧州での業績の伸びが高く、事業別利益における前年の増減率はそれぞれ32%増、170%増という結果でした。また世界の大手保険会社、再保険会社の共同プロジェクト(B3i)に参画を発表しました。<br/><br/><br/>■B3iへ参画の意義とは何でしょうか。<br/><br/>B3i(ブロックチェーン保険イニシアチブ)とは2016年10月に欧州の保険会社、再保険会社5社でスタートしたプロジェクトで、グローバルに展開する保険事業でのブロックチェーン活用と、業界共通のプラットホーム構築の可能性を探求しています。ブロックチェーン技術は決済や取引の自動化において注目されている技術ですが、保険業務で求められるレベルの情報の秘匿性や処理スピードなど克服すべき課題があります。全15社で課題解決に向け実証実験を行っていきます。B3iの参画により、グローバル展開の加速とよりよいサービス提供が期待できるのではないでしょうか。<br/><br/><br/>■株価動向はどうでしょうか。<br/><br/>昨年の12月中旬の高値5441円をピークに調整をみせ、4000円台後半での推移となっていましたが、2月中以降からリバウンド基調が強まってきています。テクニカル面では上値抵抗として意識されていた25日線が抵抗線から支持線として機能してきています。5000円固めの動きから昨年12月高値を意識したトレンド形成が期待されます。<br/>また配当金を見てみますと2011年度には1株あたり年間50円だったところ、毎期毎に増配を実施しており、2015年度には110円と倍以上に伸びています。2016年度の予想では135円と増加傾向にあります。<br/><br/><br/><br/>※「フィスコキャンパス」とは、現役の大学生によって組織されている。難しいと思われがちな金融・経済の世界を、身近なものに感じていただけるよう、大学生の目線に置き換えて企業や株式市場の情報発信を行うことを目的としている。<br/><br/>なお、5月号は5月24日(水)の20時ごろめどにリリース予定で、現在申し込み受付中。<br/><br/>

<WA>