NY為替市場のドル円は、米長期金利が2.29%近くまで上昇したことで111.86円まで上昇した。ポンドドルは1.3034ドルから1.2960ドル付近へ反落、ユーロドルはショイブレ独財務相「ユーロは安過ぎる」発言で1.1250ドル付近まで上昇した後、1.1175ドルまで下落した。
本日の東京市場のドル円は、6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げ観測が高まっていることで堅調推移を予想するが、トランプ米大統領のロシアゲート疑惑や朝鮮半島情勢への警戒感などから上値は限定的か。しかしながら、110円台では本邦機関投資家によるドル買い意欲が観測されており、北朝鮮によるミサイル発射では110.88円、英国マンチェスターでの爆破テロでも110.86円までの下押しで下げ渋っていることで下値も限定的か。
トランプ米大統領のロシアゲート疑惑を受けて、米議会での税制改革案・インフラ投資計画などの審議が停滞している中、6月のFOMCでの追加利上げ観測が高まっており、本日発表される5月2-3日のFOMC議事録に要注目となる。
朝鮮半島情勢では、北朝鮮が14日(日曜日)の一帯一路サミットの開催に合わせてミサイル発射実験を断行し、21日(日曜日)もミサイルを発射していることで、26-27日(日曜日)のG7首脳会談に合わせてミサイル発射を断行する可能性が警戒されている。
ドル売りオーダーは、現時点では112.00円(NYカットのオプション)、112.50円、ドル買いオーダーは、110.20円、110.00円に観測されている。
ユーロドルは、メルケル独首相のユーロ高容認発言、6月の欧州中央銀行(ECB)理事会でのフォワードガイダンス変更観測から底堅い展開だが、ユーロ安の原因とされた欧州中央銀行(ECB)の金融緩和に関するドラギECB総裁の発言に要注目となる。

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