23日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。<br/><br/>■株式見通し:物色の流れは次第に個人主導での中小型株にシフト<br/>■外資系証券の注文動向:差し引き230万株の買い越し<br/>■前場の注目材料:三井物産、カーシェアリング事業拡大、シンガポール全域に<br/><br/><br/>■物色の流れは次第に個人主導での中小型株にシフト<br/><br/>23日の日本株市場は底堅い相場展開が続きそうである。22日の米国市場では、NYダウ、ナスダックとも上昇。原油相場の上昇が材料視されたほか、トランプ大統領が外遊先のサウジアラビアで約1100億ドル相当の兵器売却で合意したことで、防衛関連を中心に買いが広がった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円高の19685円だった。<br/><br/>米株高の流れを受けて買いが先行しようが、米半導体関連の強い流れを受けて、ハイテク株への波及が期待される。一方で、円相場が1ドル111円前半と、やや円高に振れて推移しており、手掛けづらさがある。トランプ政権の政治混乱リスクへの警戒から戻り待ちの売り圧力も強いと考えられ、日経平均は5日線レベルでのこう着といったところか。<br/><br/>そのため、物色の流れは次第に個人主導での中小型株にシフトしやすいだろう。決算評価の流れが依然として続いている銘柄もあり、好業績を手掛かりとした物色も引き続き注目されよう。その他、テーマとしてはIoT、ブロックチェーン、ドローン、防衛、5G、AIなどに注目。<br/><br/>(株式部長・アナリスト 村瀬智一)<br/><br/><br/>■外資系証券の注文動向:差し引き230万株の買い越し<br/><br/>朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り570万株、買い800万株、差し引き230万株の買い越しとの観測。<br/><br/>05月16日(火):430万株の買い越し<br/>05月17日(水):320万株の買い越し<br/>05月18日(木):140万株の買い越し<br/>05月19日(金):540万株の買い越し<br/>05月22日(月):200万株の買い越し<br/><br/><br/>■前場の注目材料<br/><br/>・NYダウは上昇(20894.83、+89.99)<br/>・NY原油は上昇(50.73、+0.40)<br/>・シカゴ日経225先物(19685、+15)<br/>・米4月シカゴ連銀全米活動指数、0.49で予想を上回る<br/>・ビットコイン、連日の高値更新<br/>・好業績やテーマ株など物色意欲強い<br/>・ビットコイン決済続々、格安航空ピーチ、交通機関で初<br/><br/>・三井物<8031>カーシェアリング事業拡大、シンガポール全域に<br/>・三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、仮想通貨「イーサリアム」の企業連合に参加<br/>・ホンダ<7267>、東南アジアでジェット販売<br/>・関西電力<9503>など電力6社、7月値下げ<br/>・三菱電機<6503>、電力看板を増産、小売店や予備校開拓<br/><br/>☆前場のイベントスケジュール<br/><br/><国内><br/>・10:00  営業毎旬報告(5月20日現在、日本銀行)<br/><br/><海外><br/>・特になし<br/><br/><br/>

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