日経平均は続伸。19日の米国市場でNYダウは原油価格の上昇などから141ドル高となり、為替相場も1ドル=114円台半ばとやや円安方向に振れており、本日の日経平均はこうした流れを受けて79円高からスタートした。朝方には一時19722.93円(前週末比132.17円高)まで上昇したが、米政治リスクを見極めたいというムードも強く、買いが一巡すると上値の重い展開となった。後場はやや上げ幅を広げてスタートしたが、19600円台後半の狭いレンジでのもみ合いが続いた。<br/><br/>大引けの日経平均は前週末比87.52円高の19678.28円となった。東証1部の売買高は14億6741万株、売買代金は1兆9224億円と約1ヶ月ぶりに2兆円を割り込んだ。業種別では、鉄鋼、その他金融業、不動産業が上昇率上位だった。一方、下落したのは海運業、医薬品、繊維製品の3業種のみだった。<br/><br/>個別では、10兆円規模の投資ファンドを発足させたソフトバンクG<9984>や、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>などがしっかり。ソニー<6758>も小幅に上昇した。特別配当の実施を発表したSMC<6273>、米社決算が材料視されたクボタ<6326>、前週末に決算発表したSOMPO<8630>は4%超の上昇。<br/>KLab<3656>は商いを伴って急伸した。また、タカタ<7312>が連日でストップ高となり、ユニデンHD<6815>やDLE<3686>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、リクルートHD<6098>、東エレク<8035>、東京海上<8766>などがさえない。Vテク<7717>も小幅に下落。一部証券会社の投資評価引き下げが観測されたクラリオン<6796>やテレ東HD<9413>は下げが目立った。また、ソースネクスト<br/><4344>、TYK<5363>、イーレックス<9517>などが東証1部下落率上位となった。<br/>

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