東京市場は大幅安か。米国ではトランプ大統領の政策運営に対する警戒感が強まり、ダウ平均が372ドル安と大幅下落。為替市場でもリスク・オフの円買いが進み、ドル円は110円90銭台で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて315円安の19455円、ドル建ては310円安の19460円で取引を終えた。米国株急落・円高を受け、日本株もスタートから大きく水準を切り下げる展開が想定される。CME225先物水準からは、5月8日の急騰で開けたマドを埋めるくらいの下げが示唆されており、19400〜19500円あたりでは、いったん落ち着きどころを探る動きになると予想する。ただ、下げの要因がトランプ大統領であることから、今晩の米国株の動向を見極めるまでは動きづらく、戻りは限定的で、売り一巡後はこう着感が強まると考える。日経平均の予想レンジは19350円−19500円。