17日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。<br/><br/>■株式見通し:ハイテクセクターは引き続き堅調か<br/>■外資系証券の注文動向:差し引き320万株の買い越し<br/>■前場の注目材料:東芝「米原発、追加損失なし」、電力2社と協議<br/><br/><br/>■ハイテクセクターは引き続き堅調か<br/><br/>17日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が続きそうである。16日の米国市場では、まちまちの展開だった。トランプ大統領がロシアに機密情報を漏洩したとの報道を受けて、政権運営の先行き不透明感が再燃した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比25円安の19855円。円相場は1ドル112円80銭辺りと円高に振れて推移している流れから、利食い優勢のスタートとなろう。<br/><br/>その後は押し目買い意欲の強さを見極めつつ、業績再評価の物色のほか、テーマ性のある材料株での値幅取り狙いの商いが中心になりそうである。円安一服から主力処は手掛けづらくなりそうだが、米アップルは6月に開催する同社の開発者イベントで、AI(人工知能)を搭載するアシスタント機器を含む、ハードウエア製品を発表する見通しと伝えられており、ハイテクセクターへの手掛かり材料になろう。<br/><br/>また、サイバーセキュリティやブロックチェーン、IoTといったテーマ株物色も意識される。日経平均は高値圏でのもち合いが続いているが、2万円手前での戻り売りは想定内である。一方でこれまでのもち合いレンジの上限であった19700円処を上回っての推移が続いており、下値の堅さが意識されやすい。押し目拾いのスタンスに。<br/><br/>(株式部長・アナリスト 村瀬智一)<br/><br/><br/>■外資系証券の注文動向:差し引き320万株の買い越し<br/><br/>朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り1070万株、買い1390万株、差し引き320万株の買い越しとの観測。<br/><br/>05月10日(水):340万株の売り越し<br/>05月11日(木):10万株の売り越し<br/>05月12日(金):290万株の買い越し<br/>05月15日(月):740万株の買い越し<br/>05月16日(火):430万株の買い越し<br/><br/><br/>■前場の注目材料<br/><br/>・米アップル、6月にも新型ハード機器発表<br/>・ナスダックは上昇(6169.87、+20.20)<br/>・サウジとロシア協調減産延長で合意<br/>・ユーロ圏3月貿易収支、+309億ユーロで予想上回る<br/>・サイバーセキュリティ関連など物色意欲強い<br/>・来月末に米韓首脳会談、対北融和政策練り直し<br/><br/>・東芝<6502>「米原発、追加損失なし」、電力2社と協議、負担上限合意へ<br/>・三井物産<8031> 7&iHD<3382>と「AI連携」<br/>・旭化成<3407>車部材市場に本格参入<br/>・三井物産<8031>は、フリカで光ファイバー網の整備に乗り出す<br/><br/>☆前場のイベントスケジュール<br/><br/><国内><br/>・特になし<br/><br/><海外><br/>・特になし<br/><br/><br/><br/>

<HT>