東京市場は軟調か。欧米株はまちまち。米国ではトランプ大統領のロシアへの情報漏えい問題が意識されながらもナスダック総合は高値を更新した。経済指標では、4月鉱工業生産は良好であった一方、住宅着工件数はさえなかった。ドル円は弱い住宅指標に反応して円高方向に振れており、足元では112円70銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて25円安の19855円、ドル建ては20円安の19860円で取引を終えた。新たな手がかりには乏しいが、為替が円高に振れているぶん、やや弱めのスタートが想定される。きのうの日経平均が2万円に迫りながらも届かなかったことから、上値を追う動きは限定的となりそうだ。全体的に模様眺めムードが強まり、安く寄った後は小動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは19800円−19900円。