日経平均は3日ぶり反発。15日の米国市場では、原油高などを背景にNYダウが85ドル高となった。為替相場も一時1ドル=113円台後半まで円安に振れ、本日の日経平均は83円高からスタートすると、朝方には一時19998.49円(前日比128.64円高)まで上昇して取引時間中の年初来高値を更新した。しかし、節目の2万円に迫る場面では利益確定売りも出やすく、円安一服とともに伸び悩むと前引けにかけて一時マイナスに転じた。後場に入ると19900円を挟んだ小動きが続いた。<br/><br/>大引けの日経平均は前日比49.97円高の19919.82円となった。東証1部の売買高は21億7425万株、売買代金は2兆6603億円だった。業種別では、パルプ・紙、石油・石炭製品、食料品が上昇率上位だった。一方、鉱業、不動産業、保険業が下落率上位だった。<br/><br/>個別では、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、ソフトバンクG<9984>、JT<2914>、日立<6501>などが堅調。NTT<9432>や富士通<6702>は2%超上昇した。Vテク<br/><7717>は決算発表を受けて商いを伴い急伸。また、今期の黒字転換見通しを公表したジンズメイト<7448>や、クボテック<7709>、RSテクノ<3445>がストップ高まで買われ、東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、東芝<6502>が12%安と大幅反落。<br/>半導体事業売却を巡り産業革新機構が入札を見送る可能性もあると報じられた。前日ストップ高の野村不HD<3231>も急反落。決算発表したメガバンクは三菱UFJ<8306>と三井住友<8316>が小安く、みずほ<8411>は軟調だった。また、DLE<3686>がストップ安比例配分となり、東芝やペガサス<6262>などとともに東証1部下落率上位となった。<br/>

<HK>