11時05分現在の日経平均株価は19928.20円(前日比58.35円高)で推移している。15日の米国市場では、原油の減産延長を受けた価格上昇により買いが先行すると、情報セキュリティー株などが買われNYダウは85ドル高となった。為替相場も1ドル=1113円台後半と円安方向に振れ、本日の日経平均は83円高からスタートした。朝方には一時19998.49円(同128.64円高)まで上昇し、節目の2万円に迫る場面も見られた。しかし、買いが一巡すると円安一服とともに伸び悩む展開となっている。<br/><br/>個別では、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、ソフトバンクG<9984>、日立<6501>などがしっかり。メガバンクは決算を受けてまちまちとなっており、三井住友<8316>は小幅に上昇している。JT<2914>、SUMCO<3436>、富士通<6702>は2%超の上昇。決算発表のVテク<7717>は商いを伴って急伸している。また、ジンズメイト<7448>がストップ高まで買われ、RSテクノ<3445>やユニデンHD<6815>などとともに東証1部上昇率上位となっている。一方、東芝<6502>や野村不HD<3231>が急反落。東芝は半導体事業売却を巡り、産業革新機構が入札を見送る可能性もあると報じられている。みずほ<8411>も軟調。また、ペガサス<6262>、DVx<3079>、サイネックス<2376>などが東証1部下落率上位となっている。<br/><br/>(株式アナリスト 小林大純)<br/>

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