11時05分現在の日経平均株価は19846.76円(前日比114.79円安)で推移している。11日の米国市場では主要小売企業の決算が嫌気され、NYダウは23ドル安となった。また、米政権運営を巡る懸念などから円相場も1ドル=113円台後半とやや強含み、本日の日経平均はこうした流れを受けて19円安からスタートした。寄り付き後はここまで急ピッチの上昇だったことから、週末を前に利益確定売り優勢の展開となっており、前場後半に差しかかり日経平均は下げ幅を3ケタに広げている。<br/><br/>個別では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、トヨタ自<7203>、任天堂<7974>、東芝<6502>などがさえない。三菱地所<8802>が4%安と大幅続落しており、スズキ<7269>も3%安と下げが目立つ。コニカミノルタ<4902>などは決算を受けて大きく売られている。また、TOWA<6315>、東邦鉛<5707>、日立造<7004>などが東証1下落率上位となっている。一方、KDDI<9433>やJT<2914>は小じっかり。決算発表した日産自<7201>やSUMCO<3436>、新しい再建計画が伝わった東京電力HD<9501>などが買われており、決算が好感された楽天<4755>は急伸している。また、大林道<1896>、KLab<3656>、富士機<6134>などが東証1部上昇率上位となっている。<br/><br/>(株式アナリスト 小林大純)<br/>

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